愛媛県中小建築業協会の目的
住宅建設業者は、従来地域に散在して地域経済、気候,風土に適した住文化の担い手として信頼され、培われ社会的効用を果たしてきました。しかし、業界の状態はその企業規模が中小・零細な地場産業であるため、経営組織が確立されておらず、事業主自身がすべてを処理しなければならない実情にあり、経済の変化に有効適切に対応していくことが極めて困難な情勢です。このような現状を打開するためには、技術革新への対応、経営の近代化、後継者育成確保等をはかり、特に高齢化社会の到来、住宅の量から質への転換期であり、木造による新築、リフォーム(増改築)等時代のニーズに対処していくためにも関連業界と地場産業を支えていく研究活動、情報の提供等地域に密着した供給体制の再構築が必要です。国、地方自治体においては、これらの諸問題を解決するため、種々の施策を実施しつつあり、業界自体も十分対応できる能力を持たなければ、業界の近代化を図ることは困難な状況に置かれています。そのような目的を担う立場で、愛媛県中小建築業協会は設立されています。